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勉強時間と学習法(序論)

学習法
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学習塾の利用開始理由で最も多いのは「勉強方法がわからない」だと思います。

もちろん学習塾なので勉強法については丁寧に熱意を持って教えているつもりです。

今日は表題の通り序論ですので、根本的に変えられない真理について触れていきたいと思います。

ずばり「時間」です。

いわゆる進学校に在籍する高校生は特に「学習時間の確保」が第一段階と言えます。
そんな身も蓋もない…となるかと思いますが多くの学生さんを見てきた中では、偏差値と勉強時間は「正の相関」があると言えます。

しっかり学習時間を確保した上で、自分に合った学習法を探していくことが正しい成績向上のためのプロセスと言えます。

塾生にはよくお話ししていますが、「勉強法が悪いのは時間でカバーすることができるが、少ない勉強時間を勉強法だけでカバーすることはできない」ということです。

しかし、塾に入ってやる気を上げてくれて定期テスト前に今までになく沢山勉強した生徒さんで、急激に成績が伸びる子は多くはありません。学年が上がれば上がるほどその傾向は強くなります。何故でしょう?

そのままケアしない、もしくは間違った声かけをしてしまうと、その生徒さんは2度と学習に関して前向きに取り組むことは無くなります。
例えば「勉強法が悪かったんじゃないの?」とか「スマホばっかり触ってたんじゃないの?」とか「あれだけやって平均点にも届かなかったの?」です。

学習時間が増えれば少なからず成果は出ているはずです。まずはそこに目を向け具体的な結果について褒めることが大切です。
例えば「10点も上がっているね。この調子で上げていけば次は平均点だね」とか「今までで一番良い点だね。得意な教科にできるんじゃない?」とか「点数は下がってしまったけど平均点との点差で見たら縮まってるよ」です。

頑張った生徒さんは本人こそが一番結果に満足していないはずです。
だから、まず褒めてから次にどうすれば良いのかを考えさせることが大切です。

親「でも、あれだけが頑張ったのだから、本当はもっと良い点取れると思ったよね?」
子「うん…ちょっと悔しかった」
親「次はどうしたらもっと点数が上げられるかな?今回のテストでもっとこうしておけばよかったとかある?」
子「もう少し早く始めておけばよかった。ワークが終わるのがギリギリだった」
親「そうなんだ。いつから始めれば良さそうなの?」
子「2週間前くらいかな?テスト範囲もらってから始めたのでは遅かったから…」
親「そうなんだ、でも、毎日習ったところをやっておけば、テスト前にはほとんど終わってるから見直して苦手な問題だけ対策できるんじゃない?
子「ああ、そうだね〜。やってみるよ」

という会話が理想的なんですが…反抗期真っ只中のお子さんではそもそも会話が成立しないですよね。
だから塾が必要なんだと思います。
というのは置いておいて、この会話に今回の最も大切な要素があります。

試験前1〜2週間頑張って勉強してもせいぜい30〜40時間だと思います。
毎日30分間その日に習ったことの復習をしている子は前のテストから4ヶ月間が空いていたとすれば60時間の学習を積み重ねてきたことになります。試験前の勉強時間増を考えると倍以上の学習時間を確保することになります。このことを丁寧に説明すると試験前に頑張っただけではダメだったのだと気づいてくれるのです。

やれと言われてよくわからずにやって成果が残るのは小学生までです。
中学生は丁寧に説明をしてあげることが必要です。高校生は過去の成功体験やノウハウがあるので、周りの状況が変わったことを理解しどうしなければいけないのかの気づきのヒントを与えることが大事なのだと思います。

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