夏期講習も終わり2学期に入りました。定期テストも目前に迫っていますね。
今日は2学期の学習時間の目安について触れていきたいと思います。
どのレベルの高校を受験するかや現状の学力、夏休みに費やした学習時間によって異なりますがおおよその目安ということで確認していただきたいと思います。
なぜ、このような標準時間を提示するのかということですが、受験は自分の頑張り量との勝負ではなく、同じ学校を受験する他者との努力の比較だからです。
簡単にいうと、「自分より頑張った人が定員より多ければ自分は不合格になる」ということです。
もちろん小学生から中学1、2年そして中3の夏休みまでの方が圧倒的に長い時間があったので過去の頑張りを覆すことは非常に厳しいと思いますが、そのことに気がついた今日から頑張ることは決して無駄にはなりませんし、高校進学後以降にも大きな力になると言えます。ギリギリでもトップでも合格は合格です。進学後に今まで蓄積した学習のノウハウと学習習慣をたやさなかった事が、その後の進路で大きく花開いたという生徒さんをたくさん見てきました。
1日の先延ばしは他者の2日分の遅れとなります。とにかくすぐに始めましょう!
福岡高校や九州高校S特進、九国大附属難関受験コースなど、超難関高を目指す生徒さんはこの時期には平日5時間、休日10時間程度の学習時間が目安となるでしょう。
早い時期に中学履修内容を修了し、過去問対策に入る体制を取りましょう。
このレベルの高校の受験を検討されている方は、数度の模擬試験を経験していると思われます。
苦手の傾向もつかめていると思いますので、攻略をすると決めた分野を徹底的に学習しましょう。
香住丘、宗像、新宮や城東1類以上、九州高校特進や自由が丘S特進などの難関高受験を目指す生徒さんは、平日3〜5時間、休日8時間以上が目安になるでしょう。
学習内容は超難関高受験を目指す生徒さんと変わりませんが、目安の内申点に届いていない場合は、学校の宿題や予習復習、定期試験対策に時間を割かなければなりません。
自分の置かれている状況を冷静に分析し今何をするべきなのかを考えて行動し始める時期です。
香椎、光陵や古賀竟成館特進、私立中位クラスの合格を目指している生徒さんは、平日2〜3時間、休日5〜6時間が目安になると思います。
第4学区はこの階層の高校選びが非常に難しく、私立の上位クラスを目指すのか、前記の公立2高を目指すことになるかと思います。最近は推薦を目指す生徒さんが多いのも特徴です。
香椎高校の倍率も高く、偏差値も光陵高校より6ほど高く目安内申点も3〜5高いため、近年定員割れしたり推薦入学の人数が予定より大幅に多かった光陵高校との差が大きく、またその間の公立高校がないため非常に志望校選定が難しいのです。
香椎を目指す生徒さんは、難関高志望程度の勉強時間を確保しておくべきでしょう。
玄界高校や東海1類、城東高校や自由が丘高校を志望している生徒さんは平日1〜2時間、休日も土日合算で6時間程度の学習を目安としましょう。
玄界高校など、大学進学率が高いというわけではない高校に進学し、大学受験を目指す場合は、指定校推薦などの大学受験方式を選択するケースが非常に多いと言えます。中学時代に学習習慣がなかったため、高校の授業についていけず評定平均が足りなく希望する大学の推薦入試が受けられないという生徒さんが多いのも事実です。高校進学後も見据えて学校での予習復習や宿題(課題)をきちんとできる習慣と学習方法を身につけておきましょう。
以上がおおよその学習時間の目安になるかと思います。
高校受験ともなると、大学受験の生徒さんと遜色なないほどの学習時間が要求されますね。
少し違う話になりますが、小学校から塾を利用していただいている生徒さんで、中学入学以来、毎日3時間の学習時間を課してきたという生徒さんがいました。もちろん3時間の内容が悪い日もあったとよく言っていました。受験前はもちろん学習時間を増やしていましたが、2年以上他の方より多くの学習時間を継続した事がこの生徒さんの大きな勝因になったのだと思います。
自分に合った勉強法を追求することも大切ですが、まずは学習時間を確保することが大事だと思います。
コメント