帆を上げて待て

定期テスト1週間前になり自習に来る生徒が増えました。

この時期になってもテスト対策を始めていないということはないと思いますが、もう少し早めに始めてくれたらいいなぁと思っています。

中学1年生や2月の学年末テスト後に塾に通い始めた生徒さんは通塾後、初めてのテストということになります。

そんな中でも、コツコツ勉強を積み重ねてきた生徒さんがいます。
以前、テスト勉強にフライング失格はないと書きましたが、その生徒さんを見ていてと会社員時代に上司から言われた言葉を思い出しました。

「帆を上げて待て」

おそらくことわざなどではなく、その上司の造語だと思いますが、私のその後に大きな変化をもたらした言葉だったともいます。

「得手に帆をあげる」や「追手に帆をあげる」など「帆」を使った言葉はありますが、どれも風が吹いてきた後に帆を上げて進む言葉ばかりです。

「帆を上げて待て」はいつかいい風が吹いてきた時のために、日頃から「帆を上げておく」ことによって誰よりも早く、誰よりも初速をあげて進んでいくという意味です。

テストなどの点数化された見える成果が直近にない状態でモチベーションを保ち続けることは本当に難しいことだと思います。

日頃の勉強をコツコツ積み上げることでテスト前に慌てることなく質の高い準備ができれば、必ず成果が出ると思います。

いよいよ1週間前を切りました。頑張って過去1の自分になってほしいです。