いよいよ明後日3月16日は県立高校の合格発表だ。
今年は2/3ほどの学生は推薦や私立専願などで進路が決まっている。
昨年は私立専願が多かったが、今年は県立推薦がとても多かった印象だ。
第4学区では倍率2倍の福岡高校を除けば推薦の合格率は高い。
その上、みんな良い1ヶ月ほど早く受験が終わるので気が緩んで学力も低下しがちだ。
私の運営する塾は比較的高校生比率が高い塾なのだと思う。広い自習室があることと、高校進学後は本当の勝負だということを何度も何度も面談を通してお話ししているからだと思っている。
推薦入試が終わった生徒も、せっせと自習に来る生徒が少なからずいる。
早く受験が終わったことをポジティブに捉え、高校準備に集中しているからだ。
某集団塾は受験が終わった生徒を塾にとどまらせることを嫌がる。緩んだ気持ちの生徒が、まだ受験が残っている生徒に悪影響を及ぼすからなのだろう。
私の塾では少し違うものの見方をしてもらっている。必死で勉強している友達をみて、「高校進学後にこの人に勝てますか?」と聞いている。
そして、そっと「高校進学後に不要な勉強をしなくなったことはとてもチャンスだ!高校進学後に大きなアドバンテージになる」とそっと耳打ちしている。
とかく3月や4月に実施される学力診断テストの準備をしたがるが、あのテストは推薦や専願合格者にとっては半分以上が無駄なものだ。
とにかく今は数学の復習と先取り学習をしておくべき。そして、英語は高校初級編の英単語帳を購入して、がっつり覚えようとしなくても良いので入学前までに決めたところまで(例えばターゲット1200のSection2まで)2周はするなど目標設定をして取り組んでほしい。覚えようとなるとなかなか進まないのでなんとなく見たな程度にすればいいとおもってくれれば十分だ。
後々触れようと思っている勉強法の1つの考え方で、「初見を授業にしない」という考え方がある。
これは人に例えると分かりやすい。
初めて会う人より1度あったことのある人の方が圧倒的に親近感があり、次会った時に覚えている確率が高いという経験をしたことがあると思う。
英単語も同じである。だからこそ、授業や高校の先生が大好きな単語テストの時に初見にしないようにしておくことが大事なのである。
このように高校進学前の目標をしっかり持つことで、中学時代よりも圧倒的に早くなる授業に対応しやすくなり、推薦で受かったアドバンテージを活かせるというものだ。
高校進学後に実力よりもランクの高い学校に決まってしまったと心配している生徒や保護者は多い。
私の塾には推薦で受かった生徒や本当に合格点スレスレで受かった生徒もいる。
その生徒さんたちは学年で3○位だったり5○位だったりだ。
3月、4月と学習習慣を絶やすことなくコツコツ頑張ってきた成果だと思う。
ついていけない心配をするくらいなら「今できること」「やらなければいけないこと」に集中するべきでしょう。
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