今日は県立高校の合格発表の日だ。
私の1年間の仕事の成果結果発表でもある。
多くの合格の知らせをいただいている。
本当にみなさんよく頑張ったと思う。おめでとう。
ただ、心配していた1名が不合格だった。
この生徒さんは中学1年生の夏休みに入塾してきました。
成績は平均には届いておらず厳しい状況だった。(当時は)おとなしい生徒さんで、私から話しかけてもはにかんだ様子でノンバーバルのフィードバック中心の子でした。
同級生の友達を交えて、勉強の意義や将来についての話、今やらなければいけないことを考えよう!などの話をを繰り返しているうちに、2年生の夏前頃から急激に成績が上がり始めたのだ。コロナを味方につけたベストプラクティスと言える生徒です。
成績向上に伴い塾内でも明るくなった。私を捕まえては、学校での話から将来のことなど本当によく話してくれるようになった。
2年学年末の通知表は4以上が目立つようになっていた。本当によく頑張ったのだと思う。
3年になって受験勉強が始まると問題が出てきた。1年生の知識に漏れがあるのだ。
そのことに気づくと、たくさん模擬試験を受けるようになり。模試のやり直しも本当にきちんとやっていた。
高い志望校に切り替えたこともあり、B判定とC判定を行き来する成績が続いて本番を迎えることになった。
本人も志望校を変える意思はなかったと思う。私もそのまま背中を押した。
しかし、合格には届かなかった。
塾長の提案は重いものだという認識はもちろんある。
本当にこれで良かったのだろうか?と思う事がないとは言わない。
結論が出るものとも思っていない。
これからも自問自答を繰り返すのだろう。
もちろん、全員が志望校に進学できるわけではない。
自分の努力よりも定員以上の他人が努力していれば不合格なのである。
チャレンジする人、目標を変更する人もそれぞれの考えであると思う。
チャレンジしてダメであっても人生がダメになるわけではない。
むしろ失敗したものにしか伝えられないことはたくさんある。
私の人生も失敗の連続だった。でも、振り返えってみれば後悔はない。
そんな経験を生かして強く前に進めるお手伝いができたらと思う。
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