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中間テスト

塾でのエピソード
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来週から中間テストが始まる高校が多い。

高校1年生にとって高校進学後、初めての定期テストだ。

中学1年生の期末テスト(宗像市では夏季テスト)ほどではないが、人生において大切なテストの1つだと思う。

中1最初の定期テストは初めて具体的な自分の立ち位置がわかる。
上位にいる子は上を目指し頑張るし、下位に行ってしまった子は「あの子の方が下」のようなことを言い、以後得点を伸ばすことを諦める傾向にある。
だから、成績が出た後の親や周りの不用意な一言でその後の人生に大きな影響を与えるのだ。
決して大袈裟な話ではない。

高校1年生の最初の定期テストが大切なのは、中学時代の自分の立ち位置と大きな変化があるからだ。
特に難関校受験に成功した生徒さんが陥りがちなのだが、中学では成績優秀だったが、高校では同じような学力の子が集まってくるため、今まで経験したことがない立ち位置からのスタートになる可能性が高いからだ。もちろん逆の場合もあり、中学時代は平均的だった生徒が高校では成績上位者になっているというパターンだ。

中学で初めて自分の立ち位置を知った時と同等レベルの衝撃が生徒本人には襲いかかってくる事になる。だから、この時期もまたケアが必要になってくるのだ。

だから試験前のこの時期は高校1年生の生徒さんには「中学時代の3倍の勉強時間を確保しなさい」とアドバイスしている。科目数も進行スピードも中学と比較して圧倒的に増えているからだ。中学で成功体験を持つ生徒ほど高校進学後の定期テストの学習時間は足りていない。
塾内でも自分がギリギリ入学だと知っている生徒の方が高校進学後の成績で上位に食い込んでいる生徒さんが多い。例えば宗像高校に180点台での合格だったが、入学直後から2桁順位をキープして徐々に順位が上がっているという生徒さんも少なからずいるのだ。
このような体験を持つ高校2、3年生が近くで自習していて、私の話に大きく頷いてくれるので、一層心に響いているいるのか、自習に来る生徒さんが一気に増える。

また、高校進学後の立ち位置を決める際に重要な要素で、入学試験後の学習習慣の継続と効果的な学習がある。高校進学を目的ではなく手段として考えている私の塾ではこの考えを理解していただいている保護者、生徒本人が多いため、進学後の塾の継続率は高く、退会するにしても3月いっぱいまで高校準備のために授業を受けてくれたり、駅近物件ということもあり退会後も顔を出して近況報告や相談に来る生徒は多い。

せっかく頑張って入学した学校なのだ。本来の目的が達成できるよう有意義に過ごしてほしいと強く願う。

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