先日高校受験時の今必要な勉強時間について触れましたが、今回は大学受験編です。
勉強時間については1日24時間しかないということで大学受験も大きく変わるものではありませんが、身体は大人として3年間で大きく成熟していることを考えると難関高受験を目指す生徒さんが睡眠時間を削るなど多少の無理をしてくることは容易に想像できますね。
もちろん睡眠時間や休息時間を削ることを推奨するものではありませんが、志望校の基準に届いていなかったり、スレスレのところにいる生徒さんが奮起することは当然だと思います。
塾の生徒さんにはよく話していますが、勉強(だけではないと思いますが)に関して他者との競争でフライングや努力を隠すことは当然です。「あなた、夏休み前から私より勉強時間増やしてずるい!」とか「1年生でターゲット1900を覚えてしまうなんて卑怯」とかいう人はいません。
志望校にC判定以下なら、同じ志望校の生徒の中では、並以下の努力レベルであったということです。
厳しいことを言うようですが、これが現実なので一歩でも前に進めるように頑張りましょう。
旧帝大クラス超難関私立で3000時間以上(毎日8時間以上)
国公立・GMARCHなど私立難関校で2500時間以上(毎日7時間弱)
福大など中堅私立や中堅国公立で2000時間以上(毎日5時間以上)
昔は入りやすかったのに…と言われる名前の聞いたことのある大学で1500時間以上(毎日4時間以上)
が高3の受験までの年間勉強時間の目安です。
過去にどれくらい勉強してきたかを考え目標校別に今後の必要学習時間を算出してください。
それがあなたの必要学習時間です。
残り時間を考えると理論上無理な数値になる場合もあるかと思いますが、それだけ厳しいと捉え、起きている時間を全て学習に充てるなどの気持ちが必要になってくると思います。
特に難関国公立を目指す場合は2次比率が高い場合がほとんどなので、夏休みに2次対策がある程度目処が立っていないと大きな遅れとなります。共通テスト対策が本格化する10、11月頃までにできることをしておきましょう。共通テスト後の1ヶ月余りで2次対策しようなんて甘い考えは通用しません!
スマホでゲームしたり動画見たりインスタみている時間なんてないので受験が終わるまで友達や家族にパスワードを変更してもらうか、アンインストールしてしまいましょう。
それが本気で合格を目指す受験生の意気込みだと私は思います。
最後に、高校1、2年生やその保護者も読んでいただいている方がいると思います。
本当に目安となりますが、3年間の必要学習時間は上記の2倍だと思ってください。
1、2年生の時から学習時間を確保しておくことの重要性がわかると思います。
高校生で塾にくる生徒さんで、「1、2年の時にもっと勉強しておけばよかった。推薦は無理だから一般で頑張るしかない」と本当に、本当によく聞きます。
高校入試と違い、大学入試は1年生の時からの評定平均です。
推薦で受験する気がなくても、権利があるかないかは大きな違いです。定期テスト対策や模擬試験のやり直しなどやっておくべきことに勉強時間をきちんと使っておきましょう。
コメント