昨日、当校で6年間教務にあたってくれた大学院生の講師がラストインでした。
6年間で多くの中高大難関校合格者を輩出したまさにレジェンド講師です。
高3の時に生徒の友達として来校し、そのまま生徒になりました。
近隣国公立大学に入学後は講師として活躍してくれました。
現在私の塾は創業時より教務にあたっていただいている現役レジェンド講師1名を除き全ての講師が元生徒という通常の塾ではおおよそ成し得ないスタッフィングです。
その多くの講師が今回卒業する講師の元生徒達です。
時には教室中に聞こえるような大きな声で、他ブースの講師生徒が思わず振り返るような叱咤をしいましたが、言われている生徒はなぜか笑顔で「ですよね〜」と言っている風景がよく見られました。
おそらく彼の生徒ではない生徒も彼のことは知っているという生徒ばかりだったと思います。
中学から高校進学時に「4月からは彼が担当になるよ」と伝えるとなんとも言えない表情で「楽しみです」と苦笑いをする生徒も多くいました。しばらく授業をすると、なぜか彼のFANになっていてどうにかして褒めてもらおうと頑張る生徒となっていきました。
彼の元生徒の講師の方々も「私は1度しか褒めてもらったことがないよ」とか「私は”まあまあやね”が一番のポジティブコメントだったよ」といって彼の担当生徒を励まして?いる光景もよく見られました。
彼の最大の功績は難関校合格をさせたことではなく、多くの講師を輩出したことだと思います。
チャレンジを恐れず信念を持って決断する生徒を育て、彼の卒業後も心配のない組織を一緒に作ってくれました。
彼なしで今の状況はなく、彼がいなくなることがわかっていても退塾をする生徒は誰一人として出なかったことが物語っていると思います。今年の4月の生徒数は過去最大になり、今年も元生徒から講師になる予定の方がいます。
彼自身も一流企業への就職が決まっています。
私の塾人生で一つの節目であると思います。彼と作ってきた伝統を絶やさないようにするため今後も精一杯がんばって長く塾を存続させていきたいと思っています。
お疲れ様でした。そしてありがとうございました。
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